Amazonクレジットカードは、Amazonをよく利用する人であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
貯めたAmazonポイントはAmazonでしか利用できないものの、頻繁に利用する人にとっては用途の狭さは問題ありません。
Amazonのリピート率が高い人こそ、是非登録してほしいカードです。
目次
Amazonクレジットカードの基本情報
Amazon MasterCardは、三井住友カード株式会社が発行するクレジットカードです。
ノーマルのクラシックと上位のゴールドの2種類があります。
以下に、それぞれの特徴をまとめました。
Amazon MasterCard クラシック | Amazon Mastercard ゴール ド | |
年会費 | 1,250円+税 ※年1回以上利用で翌年度年会費無料 | 10,000円+税 ※マイ・ペイすリボ登録し年1回以上利用で年会費半額 ※WEB明細書サービス登録、年6回以上の請求で翌年度の年会費1,000円引き 上記達成で2年目以降は最大6,000円+税引き |
ポイント還元率 | 1% (Amazon利用時1.5%) ※Amazonプライム会員は2% | 1% (Amazon利用時2.5%) |
貯まるポイント | Amazonポイント | |
キャンペーン | ~2019.12.9 新規入会でもれなく2,000ポイント付与。50,000円以上利用で2,000ポイント付与。新規入会時「マイ・ペイすリボ」同時申し込みで1,000ポイント付与。 | ~2019.12.9 50,000円以上利用で2,000ポイント付与。新規入会時「マイ・ペイすリボ」同時申し込みで1,000ポイント付与。 |
国際ブランド | Mastercard | |
追加機能 | ETCカード初年度無料・2年目以降は500円+税 (年1回以上利用で翌年度無料) | |
付帯保険 | ショッピング保険(最高100万円) | 海外旅行保険(最高4,000万円+利用付帯・最高1,000万円+自動付帯) 国内旅行保険(最高4,000万円+利用付帯・最高1,000万円+自動付帯) ショッピング保険(最高300万円) |
その他の特徴 | – | Amazonプライム自動付帯 |
利用限度額 | 10~100万円 | 50~200万円 |
締め日・支払い日 | 月末締め・翌月26日支払い |
Amazonクレカ「Amazon MasterCard クラシック」のメリット
Amazon MasterCard クラシックは、ノーマルカードでありながら、Amazon利用時のポイント還元率は高めです。
1回でも使えば年会費が無料になり、獲得したポイントはそのままAmazonでの買い物に使えます。
Amazon MasterCard クラシックのメリット①Amazonでの買い物金額1.5%(Amazonプライム会員は2%)分のポイントが付く
通常のポイント還元率は1%で、Amazonで買い物すると還元率1.5%、Amazonプライム会員は還元率2%に上がります。
Amazonサイバーマンデー期間中はさらに還元率が+1%され、Amazonプライム会員なら3%の還元率です。
イオンカードやライフカードなど、年会費無料のクレジットカードはポイント還元率が0.5%のものが多いです。
Amazon MasterCard クラシックは、年1回以上利用すれば年会費無料になり、ポイント還元率も高いのでおすすめです。
Amazon MasterCard クラシックのメリット②ポイントが自動的にアカウントに加算される
Amazon MasterCardはポイント付与率の高さに加え、付与の早さにも定評があります。
獲得した新規入会ポイントは、最短で入会翌日にAmazonのアカウントに自動的に加算されます。
商品を購入すると、商品到着の翌日にはポイントが反映され、獲得ポイントはすぐ次の買い物に利用できます。
Amazon MasterCard クラシックのメリット③即時審査サービスも行っている
一般的なクレジットカードの審査は数日かかることが多い一方、Amazon MasterCardは即時審査サービスがあり、サイト上で審査が即完了します。
審査後、本カードが届くまでに有効期限3ヶ月のAmazonテンポラリーカードを申し込むことで、審査完了当日に最大30,000円までの決済が可能です。
本カードが届いたら、テンポラリーカードは使えなくなります。
Amazonクレカ「Amazon Mastercard ゴールド」のメリット
上位カードのAmazon MasterCard ゴールドは、Amazon MasterCard クラシックよりもさらに高いポイント還元率を誇ります。
Amazon MasterCard ゴールドには、下位カードにないサービスもありますので、ここで紹介します。
Amazon Mastercard ゴールドのメリット①Amazonでの買い物金額2.5%分のポイントが付く
Amazon MasterCard ゴールドは、Amazonプライムが自動付帯です。
Amazon MasterCard クラシックでは、Amazonプライムに別途申し込む必要があり、会員のポイント還元率は2%です。
一方、Amazon MasterCard ゴールドは持っているだけでプライム会員になれ、ポイント還元率も2.5%まで上がります。
一般的にポイント還元率は1.0%~1.5%で高還元といわれます。その点、Amazon MasterCard ゴールドのポイント還元率は突出しています。
Amazon以外で利用しても1%のポイントが付きます。
Amazon Mastercard ゴールドのメリット②海外旅行保険が付いている
Amazon MasterCard ゴールドの付帯保険は、同じ三井住友カード株式会社が発行する三井住友VISAゴールドカードと同じ内容です。
海外旅行保険は最高1,000万円の自動付帯と、最高4,000万円の利用付帯です。19歳未満の家族のみ対象となる家族特約も最高1,000万円の自動付帯です。
配偶者や同居の親は補償の対象外で、家族特約の範囲が狭いのは注意したいところです。
Amazonクレジットカードのデメリットと対処法
下位カードのクラシックは、旅行保険が付帯していないので旅行時に不安が残ります。また、貯まったポイントはAmazonでしか使えないなど、デメリットもあります。
以下に、デメリットと対処法を解説します。
デメリット①年会費は条件付きで無料
Amazon MasterCard クラシックは初年度の年会費は無料ですが、2年目以降は1,250円+税が発生します。
ただし、年1回以上利用すると年会費を無料にできます。
年1回以上の買い物という条件は、かなりハードルが低く、Amazonをよく利用する人にとっては永久に年会費無料を続けられるといっても過言ではないです。
Amazon MasterCard ゴールドは、事前に設定した金額を超えた利用分が自動的にリボ払いになる「マイ・ペイすリボ」に登録し、年1回以上の利用で年会費を半額にできます。
さらにWEB明細書サービス利用し、年6回以上の請求を受けると翌年度の年会費を1,000円引きにできます。
Amazon MasterCard ゴールドは条件を満たせば年会費を半額以上にでき、Amazonプライムの年会費4900円も考慮すると実質無料以上の価値があります。
デメリット②Amazon MasterCard クラシックには海外旅行保険が付いていない
Amazon MasterCard クラシックには、海外旅行保険は付帯していません。付帯しているのは最高100万円のショッピング保険のみです。
旅行が好きな人は、旅行保険が付帯し、マイルも貯めやすいJALカードやANAカードと併用すれば問題ありません。
Amazon MasterCardは欲しいけれど、複数枚のクレジットカードは持ちたくない人もいるでしょう。
その際は、最高5,000万円の海外旅行保険(最高1,000万円の自動付帯・最高4,000万円の利用付帯)があるAmazon MasterCard ゴールドをおすすめします。
デメリット③貯まったポイントはAmazonでしか使えない
一般的なクレジットカードは、貯まったポイントを他のポイントやマイルに交換できますが、Amazon MasterCardのポイントはAmazonでしか使えません。
ただ、Amazonのヘビーユーザーなら、このAmazon MasterCardのデメリットに大きな影響はありません。
以前は、貯まったAmazonポイントをAmazonギフト券に交換する必要がありました。現在はポイントの使い勝手が改善されたとも言えます。
デメリット④国際ブランドはMasterCardのみ
Amazon MasterCardは国際ブランドを選べず、MasterCardのみです。
MasterCardはVISAに次ぐ、世界2位の会員数を誇ります。加盟店数約3,850万店はVISAと並び世界トップクラスです。
このため、国際ブランドにこだわりがない限りは、MasterCardしか選べないことに大きな問題はありません。
Amazonクレジットカードがおすすめな人
Amazon MasterCardは、Amazonでの買い物で大きなメリットを発揮します。普段からAmazonを利用している人に特におすすめしたいカードです。
ここでは、Amazon MasterCardをおすすめする人について解説します。
おすすめな人①とにかくAmazonで買い物をする人
Amazon MasterCardは、Amazonで買い物した際のポイント還元率が1.5%~2.5%と高く、Amazonをよく利用する人には、ポイントを貯めやすいメリットがあります。
Amazon MasterCard クラシックは、年1回以上利用すれば1,250円+税の年会費を翌年度無料にできます。Amazonをよく利用する人なら、年1回以上の利用は容易いものです。
Amazon MasterCard ゴールドは、Amazon利用時のポイント還元率が2.5%もあり、Amazonへビーユーザーにはもってこいの1枚です。
おすすめな人②Amazonのサービス(プライム等)を利用する人は、ゴールドカードがおすすめ
上位カードであるAmazon MasterCard ゴールドには、通常4,900円の年会費が発生するAmazonプライムが自動付帯してます。
年会費(10,000円+税)は、マイ・ペイすリボに登録して年1回以上利用すると半額になり、Amazonプライムの年会費を差し引くと、実質的な年会費は100円+税です。
さらに翌年度以降、WEB明細書サービス利用し年6回以上の請求を受けると1,000円+税が割引されるので、実質年会費無料です。
Amazonクレジットカードについてよくある質問
社会人、学生、専業主婦と属性を問わずAmazonをよく使う人は多く、Amazon MasterCardを使うと得する人は多いでしょう。
ただ、申し込み時の審査が厳しいのではないかと、気になることも多いはずです。
ここでは、Amazon MasterCardについてよくある質問と答えをまとめました。
Amazonクレジットカードの審査は厳しい?審査基準と審査期間
クレジットカード会社には信販系、流通系、消費者金融系と分類されます。Amazon MasterCardはその中でもステータスが高く、審査難易度の高い銀行系に位置づけられます。
Amazon MasterCardの審査基準は、申込者の過去の延滞履歴や今後の返済能力を重視する傾向があります。
ほかのカード会社の審査基準にも共通しますが、他社のカードを複数枚所持していたり、返済中の借金などがあったりすれば、マイナス要素となり得ます。
即時審査サービスを利用する場合の審査は仮審査で、本審査は早くても3営業日はかかります。申し込みから実際にカードが手元に届くまでは1週間程度かかります。
申し込んだはよいが、審査結果がなかなか来なくて不安になる人もいます。
そんなときは、三井住友カードの公式サイトから審査状況照会ページにいき、申込番号・生年月日・電話番号の3点があればWEB上で確認できます。
Amazonクレジットカードは学生におすすめ?
AmazonにはAmazon Prime Studentと呼ばれる学生向けのサービスがあります。
学生は教科書などでたくさんの本が必要になります。Amazon Prime StudentはAmazonで本を購入すると、注文金額の10%がポイント還元されるお得なサービスが特徴です。
Amazon Prime Studentは登録時にクレジットカードが必須です。登録するカードをAmazon MasterCardにすれば、Amazon利用時のポイント還元の恩恵が大きくなり、賢くポイントを貯められます。
年1回以上利用すれば年会費無料になるので、10%還元、Amazonのポイント付与、年会費無料と、「一石三鳥」になるわけです。
下位カードのAmazon MasterCard クラシックなら、学生でも審査を通りやすいです。
AmazonクレカにETCカードはついてくる?
Amazon MasterCardのETCカードは年会費500円+税で、年1回以上利用すると無料にできます。発行手数料も発生しません。
Amazon MasterCardのETCカードを使うと、高速道路利用料金100円につき1ポイントのAmazonポイントが付与されます。
よく高速道路を利用する人にとっては、ポイントで年会費分は賄えるでしょう。
盗難や紛失でETCカードを再発行する場合は、クラシックは1,000円+税、ゴールドは無料です。
Amazonクレジットカード以外におすすめのショッピング系クレジットカード
Amazonカードのほかにも、買い物におすすめのクレジットカードがいくつかあります。
ポイントが貯まりやすく、条件を満たせば年会費が実質無料になる使い勝手の良いクレジットカードもあるので、ここで紹介します。
おすすめカード①AOYAMAライフマスターカード
年会費 1,250円+税(初年度無料)
家族カード 400円+税
「洋服の青山」で知られる株式会社青山キャピタルとライフカード株式会社が提携したカードです。
通常のポイント還元率は1%で、「洋服の青山」利用時は還元率が4%の上、常時5%割引となります。さらに誕生月の割引は10%です。
貯まったポイントは「洋服の青山」で1ポイント1円で利用できます。
他にJ-Westポイント・PiTaPaショップdeポイントに交換できますが、1ポイント0.5円と交換比率が良くないので、「洋服の青山」での利用が望ましいです。
おすすめカード②セディナゴールドカード
年会費 6,000円+税(WEB入会で初年度無料)
家族カード 1,000円+税
通常のポイント還元率は0.5%で、イオンやセブンイレブンなどの対象店舗の利用で1.5%のポイント還元率になります。
年間利用金額に応じて翌年度の還元率が上がる「トクトク!ステージ」があり、50万円で0.6%、100万円で0.65%、200万円で0.8%、翌年度のポイント還元率が上昇します。
ゴールド会員限定で「サンクスクリスマスポイント」があり、11月~翌年10月のカード利用金額が100万円で1,000ポイント、150万円で3,000ポイント、200万円で6,000ポイントが付与されます。
海外旅行保険は最高1億円(2,000万円の自動付帯+8,000万円の利用付帯)です。家族にも最高1,000万円の補償がつきます。
おすすめカード③セディナカードJiyu!da!
年会費 永年無料
家族カード 永年無料
通常は200円で1ポイントが付き、ポイント還元率は0.5%です。ダイエーや宇佐美グループSSを利用すると3倍、藤田観光グループを利用すると5倍のポイントが付与されます。
海外旅行保険はないが、最高1,000万円の国内旅行保険と、年間最高50万円のショッピング保険も付帯しています。
おすすめカード④アプラスG・O・Gカード
年会費 1,250円+税(初年度無料・前年度合計10万円以上利用で翌年度無料)
家族カード 400円+税(初年度無料)
通常1000円で1ポイントの付与で、ポイント有効期限も1年と短いのが特徴です。
1ポイント5円相当なのでポイント還元率は0.5%です。200ポイントで1,000円のキャッシュバック、600ポイントでJCBギフトカード3,000円分などに交換できます。
アプラスG・O・Gカードは通信機器などの修理やサポートの割引特典が充実し、カード会員なら通常料金から20%オフです。
付帯保険はなく、ポイント還元率も低いものの、通信機器のサポートや修理を利用する人にとって、おすすめのカードです。
おすすめカード⑤UCSカード
年会費 永年無料
家族カード なし
通常のポイント還元率は0.5%で、アピタ・ピアゴ(毎週日曜)・ミニピアゴ(毎月15日)・サークル・K・サンクス(毎週土日)で利用すると、ポイント2倍です。
会員限定のプレミアムチケットがあり、誕生月にカード会社から5%オフのバースデーチケット(誕生月内限定利用)が送られてきます。
毎月15日までにUCSカードを利用すると、後日5%オフのプレミアムチケットが送られてきます。
旅行保険の付帯はないですが、年間最高100万円のショッピング保険が付帯しています。
おすすめカード⑥三井住友カード
年会費 1,250円+税(WEB入会で初年度無料)
家族カード 1枚目無料・2枚目から400円+税(初年度無料・前年の買い物回数が3回以上で無料)
ポイント還元率は0.5%で、ポイントUPモールのキャンペーン期間中の店を利用すると、付与されるポイントは2倍から最高20倍まで上がります。
貯まったポイントは、1ポイント3円のキャッシュバックや、ANAマイルへの変換(1ポイント3マイル換算)に利用できます。
最高2,000万円の海外旅行保険、最高100万円のショッピング保険がついています。
Amazonを頻繁に利用する人は、Amazonクレジットカードが必携!
ここまで、Amazon MasterCardのメリットを説明してきました。ポイント還元率の高さを考えると、Amazonを頻繁に利用する人にはメリットだらけのカードです。
Amazon MasterCard クラシックはAmazonを年1回以上利用すれば年会費が無料になります。
Amazon MasterCard ゴールドは、複数の条件を満たせば年会費が半額以上にまで割引され、自動付帯されるAmazonプライムの年会費(通常は4900円)も考慮すると十分元が取れます。
Amazonで買い物すればクラシックで2.0%(Amazon会員)、ゴールドで2.5%と高水準のポイント還元率のため、クラシックもゴールドも維持費をかけずに賢くポイントを貯められます。
実店舗もよく使う人は先ほど紹介した他のカードと併用しつつ、Amazonでの買い物にはぜひAmazonクレジットカードを使いましょう。