楽天カードでsuicaチャージをする人は、ポイントが貯まらないなど、不満を感じていることが多いと思います。
suicaチャージをしても、ポイントが貯まらないのであれば、楽天カードを使うメリットはありません。
しかし、2020年(令和2年)春以降は、楽天カードでsuicaチャージをするとポイントが貯まるようになります。
この記事では、2020年春以降の改善点や、楽天カードでsuicaチャージをする方法などを解説します。
目次
楽天カードでsuicaチャージできないケースもある?注意点・使い方を解説
楽天カードでsuicaチャージをすることは可能ですが、楽天カードでsuicaチャージができないケースもあります。
ここでは、楽天カードでsuicaチャージをする方法や注意点などを解説します。
楽天カードでsuicaチャージが使えないケース
楽天カードは、My SuicaやSuica定期券などのプラスチック製のSuicaにはチャージすることができません。
プラスチック製のSuicaには、楽天カード以外のクレジットカードもチャージすることができず、プラスチック製のSuicaにチャージできるのはJR東日本グループのクレジットカード「ビューカード」だけです。ビューカードでプラスチック製のSuicaにチャージするには、駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)を使用します。
Apple PayのSuicaやモバイルsuicaは楽天カードでチャージすることができますが、楽天カードでオートチャージをすることはできません。
オートチャージができるのはビューカードやSuica付きクレジットカードだけであり、それ以外のクレジットカードはsuicaにオートチャージできないので注意が必要です。
suicaはオートチャージができないと非常に不便ですので、suicaにオートチャージができないことは楽天カードのデメリットになります。
2019年(令和元年)9月現在、楽天カードとsuicaの相性は良くありませんが、楽天グループとJR東日本は業務提携を行っており、2020年(令和2年)春以降は、楽天カードとsuicaの連携は強化される予定です。
楽天カードでsuicaチャージする方法① Apple Payを利用する
楽天カードはプラスチック製のSuicaにはチャージすることはできませんが、Apple PayのSuicaにはチャージすることができます。
Apple PayのSuicaには、WalletアプリとSuicaアプリ(モバイルsuica)があり、楽天カードのブランドの種類によっては、Walletアプリにはチャージできない場合があります。
楽天カードでApple PayのSuicaにチャージする際の注意点として、WalletアプリにチャージができるのはマスターカードとJCBの楽天カードだけで、VISAとアメックスの楽天カードはWalletアプリにはチャージすることができません。
しかし、Suicaアプリには、VISAとアメックスの楽天カードもチャージすることができます。
iPhoneに標準で搭載されているWalletアプリにチャージをしたい方は、マスターカードかJCBの楽天カードを発行することがおすすめです。
VISAの楽天カードはApple Payに設定(紐付け)することはできてもチャージすることができず、アメックスの楽天カードはApple Payに設定することもできませんので、楽天カードを作る際は、ブランドの選び方も大事になってきます。
楽天カードでsuicaチャージする方法② モバイルsuicaを利用する
Androidのスマートフォンを使っている人はApple PayのSuicaは利用できませんが、モバイルsuicaのアプリをダウンロードすると、Androidのスマートフォンでsuicaを利用できるようになります。
モバイルsuicaに楽天カードを登録すると、楽天カードでモバイルsuicaにチャージすることができます。
モバイルsuicaへのチャージは、JCBとマスターカード、VISA、アメックスの全ブランドの楽天カードに対応しています。
モバイルsuicaに楽天カードを登録した場合、1回のチャージ額は1,000円単位で10,000円までチャージすることができ、チャージの上限額は20,000円に設定されています。チャージできる時間は4:00~翌日2:00であり、深夜の2:00~4:00の間はチャージすることができません。
楽天カードでモバイルsuicaにチャージする方法は、モバイルsuicaのトップ画面から「SF電子マネー」を選択し、チャージ金額を入力します。最後に、「1.入金する(クレジットカード)」を選択すると、入力した金額がモバイルsuicaにチャージされます。
モバイルsuicaで楽天カードを登録できない場合の対処法
少しややこしいのですが、Apple PayのSuicaには、WalletアプリとSuicaアプリ(モバイルsuica)があり、どちらも同じSuicaですので混同されやすいです。
先ほども説明しましたが、アメックスの楽天カードはApple Payに登録できませんので、iPhoneに標準搭載されているWalletアプリではなく、Suicaアプリ(モバイルsuica)をダウンロードして、Suicaアプリ(モバイルsuica)を使用することが必要になります。
VISAの楽天カードはApple Payに登録できても、iPhoneに標準搭載されているWalletアプリにはチャージできないため、Suicaにチャージするには、Suicaアプリ(モバイルsuica)をダウンロードすることが必要です。
楽天カードでsuicaチャージしてもポイントはたまらない!
楽天カードは、2017年(平成29年)11月までは、suicaチャージで100円につき1ポイントもらうことができました。しかし、現在は楽天カードでsuicaチャージしても、ポイントは貯まらなくなっています。
現在はsuicaチャージしてもポイントが貯まらないので、ポイントを目的にsuicaチャージをすることが無意味になっています。
suicaチャージしてもポイントが貯まらないことは楽天カードの大きなデメリットであり、以前はポイントがもらえていたので、不満を感じている方は多いです。
しかし、楽天グループとJR東日本の業務提携により、2020年(令和2年)春以降は、Suicaチャージがポイント付与の対象になることがプレスリリースされています。
詳細についてはまだわかりませんが、これにより、楽天カードのデメリットのひとつが解消されます。
現在は、楽天カードでsuicaチャージをしてもポイントは貯まりませんが、Suica定期券を楽天カードで購入すると、100円につき1ポイントもらえます。
会社から通勤手当を支給されている方は、楽天カードでSuica定期券を購入するとポイントが貯まるのでお得です。
楽天カードでsuicaオートチャージはできる?
楽天カードでsuicaオートチャージをすることはできず、手動によるチャージのみ行うことができます。
オートチャージができるのはビューカードやSuica付きクレジットカードだけで、それ以外のクレジットカードはオートチャージをすることはできません。
Suicaにオートチャージができるクレジットカードは、カードの表に「VIEW」のロゴが印刷されており、「VIEW」のロゴがあるカードだけがSuicaにオートチャージできるクレジットカードになります。
2020年(令和2年)春以降については、楽天カードを使ってオートチャージができると公式にプレスリリースされておらず、楽天カードでオートチャージができるかは、まだ定かではありません。
楽天ペイでsuicaチャージはできる?
現在は楽天ペイでsuicaチャージはできませんが、2020年(令和2年)春以降は、楽天ペイでsuicaチャージができるようになります。
楽天ペイでsuicaチャージができるのは、おサイフケータイ(FeliCa)の機能が付いているAndroidのスマートフォンに限られます。
プレスリリースによると、「iOSは今後検討」ということですので、iPhoneで楽天ペイsuicaを利用できるかは不明です。
詳細はまだ不明ですが、楽天ペイsuicaは楽天ペイアプリの機能のひとつとして搭載されるみたいで、Google Playから楽天ペイアプリをダウンロードして設定をするだけで利用できる可能性が高いです。
その場合のポイントは?
プレスリリースによると「Suicaチャージ時に楽天スーパーポイントも付与予定」ということで、楽天ペイでsuicaチャージをした時もポイントが付与されるようになります。
ポイント還元率は不明で、2017年(平成29年)11月以前は100円のチャージごとに1ポイント付与されていましたが、今回は0.5%程度になると予想されます。
あくまでも予想ですので、1%以上のポイント還元率になる可能性もあります。
楽天カードでsuicaチャージするよりお得なクレジットカードがある!
2020年(令和2年)春以降は、楽天カードでsuicaチャージをするとポイントがもらえるようになりますが、現時点では楽天カードでsuicaチャージをしてもポイントは付与されず、メリットはありません。
ここでは、楽天カードでsuicaチャージするよりもお得なクレジットカードを3つ紹介します。
suicaチャージするのにお得なクレジットカード① ビュー・スイカカード(VIEW Suica)
suicaチャージするのにお得なクレジットカードは、JR東日本が発行している「ビュー・スイカ」カード(VIEW Suica)です。
そもそも、suicaはJR東日本のサービスですので、JR東日本が発行している「ビュー・スイカ」カードが最もお得なのは当然です。
「ビュー・スイカ」カードでSuicaチャージをした時のポイント還元率は1.5%で、1,000円のチャージでJRE POINTが15ポイント(15円相当)もらえます。
通常の買い物のポイント還元率は0.5%ですので、Suicaチャージのポイント還元率は通常の3倍になるわけです。
「ビュー・スイカ」カードはVISA、JCB、マスターカードの3種類あり、どのブランドを選んだ場合でも年会費は477円(税抜)になります。
家族カードを発行することもでき、家族カードの年会費も税抜477円です。家族カードを作ると、3名以上のSuicaオートチャージが可能になります。
このように、「ビュー・スイカ」カードはsuicaチャージがお得なだけでなく、suicaを快適に利用できるようになりますので、suicaをよく使う方にはとてもメリットが大きいです。
suicaチャージするのにお得なクレジットカード② ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラが発行しているクレジットカードで、Suica機能が搭載されています。
オートチャージにも対応しており、とても便利にSuicaを利用することができます。
ビックカメラSuicaカードでSuicaチャージをした時のポイント還元率は1.5%であり、1,000円のチャージで1.5円相当分のポイントが付与されます。
通常の買い物のポイント還元率は1%で、0.5%のビックポイントと0.5%のJRE POINTがもらえます。
Suicaは普段の買い物でも利用できますが、ビックカメラSuicaカードでチャージしたSuicaを使ってビックカメラで買い物をすると、現金払いをした時と同率の10%のポイントが貯まります。
ビックカメラSuicaカードは入会金や発行費は無料ですが、年会費が税抜477円かかります。
しかし、年に1回、ビックカメラSuicaカードを使って買い物をすると、翌年の年会費は無料になりますので、実質的には年会費は無料です。
ビックカメラSuicaカードは、Suicaをよく利用して、ビックカメラで買い物をすることが多い方にはメリットが大きいです。
suicaチャージするのにお得なクレジットカード③ JRE CARD
JRE CARDはJR東日本が発行しているクレジットカードで、2018年(平成30年)7月に発行が開始された新しいカードです。
JRE CARDは「ビュー・スイカ」カードとよく似ていますが、家族カードの発行ができないなど、いくつかの違いがあります。
JRE CARDのポイント還元率は「ビュー・スイカ」カードと同じで1.5%です。
通常の買い物のポイント還元率は0.5%ですが、JR系列のアトレやテルミナなどの優待店で利用するとポイント還元率は3.5%になり、とてもお得にJR系列の優待店を利用できます。
JRE CARDの年会費は初年度は無料で、2年目からは税別477円の年会費がかかります。
国際ブランドはJCBとVISA、マスターカードから選ぶことができ、「Suica・定期券なし」「Suica付き」「Suica定期券付き」の3タイプがあります。suicaにオートチャージすることはもちろん可能です。
JRE CARDはJR東日本をよく利用し、アトレやテルミナなどのJR系列のお店をよく利用する人にとってはメリットが大きく、ポイントがどんどん貯まります。
ポイント還元率が3.5%になる優待店は、JRの駅ビルで営業をしている店舗が多いです。
楽天カードとsuicaの一体型が誕生するって本当?
これまでに説明してきたように、2020年(令和2年)春以降は楽天カードとsuicaの連携が強化され、よりお得に楽天カードを使えるようになります。
ここでは、楽天カードとJR東日本との業務提携で改善される点をまとめてみます。
Suicaチャージができるのは、楽天ペイアプリ内のSuicaだけで、suicaと一体型の楽天カードが発行されるわけではありません。
利用できるのはおサイフケータイの機能が付いているAndroidのスマートフォンだけで、iPhoneで利用できるかは未定です。
Suicaチャージをするとポイントが付与されますが、ポイント還元率は未定です。
これまでは、Suicaチャージをしてもポイントは付与されませんでしたが、ポイントが付与されるようになることは大きな改善点であるといえます。
残念な点は、オートチャージができず、定期券やグリーン券の購入ができないので、おサイフケータイの機能が付いているAndroidのスマートフォンを使っている人を除くと、Suicaの利便性が大きく改善されることにはなりません。
現在は未定ですが、Suica一体型の楽天カードが発行される可能性は十分にあり、Suica一体型の楽天カードが発行されると、オートチャージや定期券・グリーン券の購入も可能になると思われます。
楽天カードでのsuicaチャージはまだ使い勝手が悪い!お得なクレカの発行がおすすめ
現在の楽天カードはsuicaチャージをしてもポイントは貯まらず、オートチャージもできないので、使い勝手は悪いです。
2020年(令和2年)春以降はsuicaチャージをするとポイントが付与されるようになりますが、Suica一体型の楽天カードが発行されるわけではないので、「ビュー・スイカ」カードやビックカメラSuicaカード、JRE CARDの方がお得で使い勝手が良いといえます。
suicaをよく利用し、家族カードも作りたい方には「ビュー・スイカ」カードがおすすめで、suicaをよく利用し、ビックカメラでよく買い物をする人には、ビックカメラSuicaカードがおすすめです。
suicaとJR系列の店舗をよく利用する人は、JRE CARDをおすすめします。